□No.53
1ページ/7ページ


「オレはお前が蜘蛛を抜けたことに関して、口出すつもりはない。」


サリイは俯いたままだったが、クロロは構わず話し続けた。


「7年の付き合いだ。何となく、こうなることを予想していたのかもしれない。」
「団長、」


黙ってるサリイに、一方的に話し続けるクロロ。
そんなクロロにマチが話しかけた。


「これからどうする?」


するとクロロは携帯を取り出し、仲間のフィンクスに電話をかけた。
そしてベイジタクホテルに来るように言った。


「このままホテルに向かって、フィンクスたちを待つ。」


クロロはマチとシズクにそう言うと、ゴンがクロロに近づいた。


「1つ、聞きたいことがあるんだけど……。なぜ自分たちと関係ない人を殺せるの?」
「ちょっ、ゴン。」


サリイはゴンの質問を聞き、とっさにゴンの隣に飛び出した。
本当なら肩を掴みたかったが、両手は後ろで拘束されてる為出来なかった。


「白旗上げた割には敵意満々といった様子だな。関係ないからじゃないか?」


クロロはゴンの質問に対し、戸惑うことも怒ることもなく淡々と答えた。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ