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□No.59
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「ガキって、キルアとそんなに変わらないと思うよ。」
「うっせぇな、イリアもそんな変わらないだろ!?」
イリアがそう言うと、キルアは少し不機嫌になった。
「まぁまぁ、これからどこ行けばいいの?」
ゴンはキルアを宥め、受付を済ませたあとの流れを尋ねた。
キルアに案内され着いたのは、無数のリングが一望できる観客席だった。
「懐かしいなぁ〜、ちっとも変わってねぇ。」
その景色を見てキルアは懐かしんでいた。
キルアは一度6歳の頃に来たことがあった。
父親に放り込まれ、200階まで行ってから帰って来い、と命じられたと語った。
「そのとき2年かかった。」
「2年!?」
2年という年月にゴンは驚いていた。