3
□No.61
1ページ/8ページ
翌日、キルアに忠告されたゴンとイリアは、ついに100階クラスでの初めての試合を迎えた。
(とりあえず回し蹴りでどこまでやれるか様子を見よう。)
イリアは向かいに立つ対戦相手を見た。
今日の相手の体はそれほど大きくはないが、ボクサーのような格好をしており、筋肉が盛り上がっていた。
「はじめ!」
ドーン!!
レフリーの試合開始の合図と共に、今回はイリアから仕掛けた。
イリアの回し蹴りは、相手にヒットし、リングから場外へ飛んで行った。
「あれ!?」
今まで通りの勝利を上げたイリアは拍子抜けだった。