□No.63
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ウイングは少し考えてから、口を開いた。


「イリアさん、あなたにはオーラが出てます。わずかですが……。なのでてっきり念の修行を、途中まで受けてるものだと。」
「修行はしたけど自己流だし、念とか全然知らないよ。」


ウイングはまた何か考えていた。


「イリアさん、戦うときに使う技とかありますか?」


ウイングに聞かれ、イリアはポケットからビー玉を出した。

そして特殊な力でビー玉を硬くし、素早く飛ばした。
ビー玉は壁にめり込んだ。

初めて見るイリアの技に、ゴンとキルアは驚いていた。


「その技を使った後、すごく疲れませんか?」


ウイングにそう聞かれ、イリアは考えた。
正直、この技はビー玉3つ飛ばすのが限度で、かなり疲労を感じる。
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