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□No.64
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イリアは、なんとなく戦う気になれなかった。
同じくキルアも、念の正体を知り、200階クラスに魅力を感じなくなっていた。
ゴンはヒソカと戦うために、1勝しなければいけない。
イリアとキルアは、一応登録だけし、参戦の申し込みは保留にした。
纏を覚えて間もない3人は、相手が相当な念の使い手だったとき、纏を打ち破り致命傷を負うことになりかねなかった。
そこで、ウイングから2ヶ月間は試合をしない、と約束したのだ。
しかしゴンは、参戦の申し込みをする、と言った。
「今までの相手とどれだけ違うか確かめたいんだ!」
そのとき、背後から気配を感じた。
そこには、不気味な3人組が立っていた。