□No.66
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「すごっ……。」


試合を見てたイリアは、ヒソカの強さに改めて驚いた。
隣にいるキルアも、険しい顔をしていた。


試合がおわり、キルアはゴンの個室へ向かった。
イリアは先に自分の個室に戻った。

イリアは、ウイングに言われたことが気になっていた。


(きっと、あたしの点は乱れてるんだね。)


迷いがあるイリアの点に、ウイングは気づいていたのだ。


(今は心を鍛え、育てる時期か。あたしの心はまだまだなんだなぁ。)


イリアはいつかのウイングの言葉を思い出した。


(しっかりしなきゃ!)


イリアは迷いを捨て、残りの1ヶ月懸命に点を行った。
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