□No.66
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「オレも気になっててさ。自己流でオーラを出して、纏絶錬を通り越して発が出来るのか、ウイングに聞いたんだ。」


1ヶ月前、ゴンに誓いの糸を結んだあとに、キルアはウイングに呼ばれていた。
そのとき、ウイングは3人の本当の目的を知りたがっていた。

ゴンはヒソカを倒すための修行、キルアはお小遣い稼ぎ、イリアに関しては強くなりたいから、とキルアは説明した。

そのときに、キルアはイリアが自己流で行っていた発について、ウイングに尋ねていたのだ。

イリアの念は、恨みから生まれた念なのだろう。
四大行を知らない幼かったイリアは、恨みを晴らす為の攻撃だけが必要だった。
纏、絶、錬を飛び越え、攻撃の発だけを中途半端に極めた。

自己流の為、身体にかかる負担は大きかったはずだ。

これはウイングの憶測で、事例がないため本当のところはわからない。

ウイングから聞いた話をゴンに教えた。


「まっ、イリアもイチから念のやり直しだから、スタート地点は3人一緒だぜ。」


キルアにそう言われ、ゴンは頷いた。
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