□No.38
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「ゴン、サリイ。もうわざと負けなくていいから。」


キルアは3人組からズシを助けたとき、ゴンとサリイには試合の要求をしないと約束したと話した。
しかし約束を破り、ゴンとサリイも試合をすることになった。

約束を破った奴等にわざと負ける必要はない、とキルアは言った。


「よぉ〜し!じゃあ久しぶりにあたしも戦いますか!」


サリイはやる気満々だ。
試合をするからには勝ちたいのだ。


「え〜っと、明日あたしはギドとか。」


サリイは明日の午前中は、ギドとの試合を控えている。
キルアはリールベルトとだ。

午後にはゴンとリールベルト、キルアとギドの試合だ。


「お前、無茶はするなよ。」
「うん!ちゃんと応援しててね!」


サリイは心配するキルアに笑顔でそう言った。


「そういえばサリイが戦うところ、オレ初めて見るよ。」
「えへへ〜、でもそんなに期待しないでよ!」


ゴンも楽しみにしている、と笑っていた。

そして今日の修行もおわった。
自室に戻ったサリイは、明日の試合のことを考えていた。
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