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□No.41
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「あぁ。何のゲームが入ってんだろな。」
サリイはキルアにロムカードを渡した。
キルアもロムカードをまじまじと眺めていた。
「ジョイステ?」
ゴンは首を傾げながら、サリイとキルアの言う言葉を繰り返していた。
「まさか……お前、ジョイステも知らねぇの!?」
「うん。」
ゴンはゲームをしたことなく、ゲームの知識は全くないようだ。
そこまでゲームに詳しくないサリイでも、ジョイステーション、通称ジョイステのことは知っていた。
「ゴンって変わってるね。このロムカードは、ジョイステってゲームの専用のロムカードなんだよ。」
サリイは驚きつつゴンに説明した。
ゴンは少しいじけながら聞いていた。
キルアはパソコンを使い、トイランドというサイトにアクセスした。
そしてジョイステとロムカードを、即日配達してくれる店を見つけた。
「でもゲームソフトがないと、ジョイステーションとこのロムカードだけじゃ、ゲーム出来ないでしょ?タイトルとか何も書かれてないし、どんなゲームか調べられるの?」
ゲーム無知のゴンは、またもや天然な発言をした。
ゴンの発言を聞いたキルアとサリイは、思わず苦笑していた。
「大丈夫だよ。まぁ〜ジョイステが届いたら教えてあげるよ!」
「やっぱこいつ天然かもな〜。」