□No.44
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「確実に儲かる競売ってなんだよ?」


キルアがレオリオに問いかけた。
レオリオの考えた競売方法は、さっき調べたシバリだ。

条件は腕相撲。
ゴンと腕相撲して勝てばダイヤを落札出来る。
参加費用は1万J。

ゴンのことをただの子どもだと思う人たちは、次々に挑戦して来るだろう。

レオリオの考えた条件競売に、3人は賛成した。


「んじゃあ、オレがレフリー。キルアはこれを持っとけ。サリイは呼び込みな。」


レオリオは各役割を発表した。


「え〜、呼び込み〜?」
「大丈夫だって!お前可愛いんだから、ちょっと愛想よくしてれば男共が勝手に寄って来るって。」


不満そうなサリイに、レオリオはそう言った。

もう夕方だ。
サリイたちはすぐに競売を始めた。


「条件競売が始まるよ〜!競売品はこのダイヤ!そこのお店で買ったばっかりで、鑑定書もついてま〜す!」


サリイはキルアの持つダイヤを指さした。


「落札条件は腕相撲!この男の子に勝てばダイヤはあなたのもの!」


次はゴンを指差しながら、サリイは呼び込みを続けた。


「参加費用は1万J!それでは、スタートしま〜す!」


すると道行く人たちは足を止め、ぞろぞろと並びはじめた。
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