□No.47
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「まだ聞いてないね。」


フェイタンが答えると、団員たちはアジトに向かう途中に調べると言っていた。

アジトまでは車2台で向かうようだ。


「パクはサリイと乗れ。あと、オレが一緒に向かう。そっちは任せた。逃がすなよ。」


フィンクスがそう言うと、サリイはパクノダと一緒に後部座席に乗せられた。
そして運転席にはフィンクスが乗った。


(ゴンとキルア、大丈夫かな?)


サリイは2人が気になり、窓から様子を見ていた。
しかしすぐに車が動き出し、ゴンとキルアの姿は見えなくなってしまった。


「サリイ、聞きたいことはいろいろあるけど、とりあえず1つ聞くわ。」
「うん。」


サリイは素直に頷いた。


「鎖野郎って知ってる?私の能力は知ってるわよね?偽証は不可能よ。」
「鎖……?わかんない。……疑うなら調べていいよ。」


サリイはそう言うと目を閉じた。
パクノダの能力は知ってるし、嘘をつく余裕などなかった。

パクノダはサリイの肩に触れ、すぐに手を離した。


「やっぱりサリイも知らないみたい。」
「じゃあ、あのガキたちと同じく懸賞金目当てか。」


パクノダとフィンクスは、ゴンとキルアから聞き出したこととサリイも同じだわかった。


「まさかお前に追われるとは思わなかったぜ。」


運転席に座るフィンクスがそう言った。
後姿では表情がわからなかったが、サリイは答えられずにいた。
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