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□No.50
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ディロード公園で待ってる、とメールを送信した。
「来てくれるかな〜?」
「さぁな、あいつは相当オレたちを巻き込みたくないようだしな。」
「来るよ!きっと!」
サリイとキルアがそう言っていると、ゴンは笑顔で自信満々といった表情だった。
ゴンはクラピカなら来てくれる、と信じているようだ。
「う〜ん、それならさ一層、迎えに行っちゃおうっか!」
サリイは直接セメタリービルに向かうことを提案した。
ゴン、キルア、レオリオはその提案に賛成し、4人はセメタリービルへと向かった。
「やばっ、ここにクラピカがいるの?」
セメタリービル付近に着いた4人。
サリイは不安になった。
無数の死体が転がり、爆発の影響で至るところで炎が上がっていた。
「クラピカー!クラピカー!!」
ゴンはクラピカの名前を叫んでいたが、爆発音でかき消されていた。
セメタリービルにはこれ以上近づけそうになかった為、クラピカにメールしたディロード公園へ向かうことにした。
(本当に戦場みたいだった。あたしが蜘蛛にいたときの任務の中でも、多分1番大きな任務だよね。)
ウボォーギンを失ったことを弔うように、派手に暴れてるのだろうとサリイは考えた。
そしてやはり自分が止めるべきだと強く思っていた。
4人はコンビニに立ち寄り、いろいろと買い出ししてから公園へ向かった。
長丁場になりそうだからな、とレオリオは言っていた。