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□No.51
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クラピカが立ち去り、ホテルのロビーに残されたサリイたち4人。
レオリオもどこかへと席を外した。
「懸賞金、取り消されちゃったし……どうしよっか?」
サリイはゴンとキルアに問いかけた。
「もちろん、クラピカに協力するよ!あいつらを捕まえる!」
「だめだ!」
ゴンの意思は変わってないようだが、キルアはきっぱりと断った。
「今となっては旅団を捕まえる意味はねえ!残ってるのはリスクだけだろ!?」
「そうだけど。旅団を捕まえること自体は無意味じゃないよ!」
キルアを説得するように、ゴンはそう主張した。
しかしそれは主旨が変わってると、キルアに突っ込まれていた。
「サザンピースのオークションは明後日からだぞ!少しでも金策に走らねえとどうすんだよ!?」
「そっか……。最初の目的はそれだった!」
サリイはスッカリと忘れていた。
本来の目的はグリードアイランドを落札すること。
(それなら、蜘蛛のみんなのことは諦めてお金をどうにかしなきゃだよな〜。)
サリイは優先順位を考え、ゴンのグリードアイランドを優先することにした。
「オレ、ゲームに関しては秘策があるんだ!」
ゴンは笑顔でそう言った。