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□No.54
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「今のがそうだろう。放っておけ。」
ノブナガはナイフを投げた奴が同一人物だろうと考えていた。
そしてゴン、キルア、サリイの3人がいれば問題ない、と言った。
「そろそろ目が慣れてきたか?」
「そうね、大分……。」
蜘蛛の奴らも目が慣れてきたようで、シズクは辺りを見渡していた。
「あれ?団長は?」
「!!」
シズクの言葉に蜘蛛だけでなくサリイも驚いた。
クロロの立っていたはずの場所を見るが、クロロの姿はなかった。
「団長がいない……誰か気がついた?」
「やられたね。」
パクノダの問いかけに、首を横に振るシズクとコルトピ。
ノブナガはシズクにゴン、コルトピにサリイの身柄を任せた。
そして、ノブナガは壁に突き刺さったままのナイフを引き抜いた。
「それよりビックリよ。その子たち
「待て!!」
パクノダが何か言おうとしたそのとき、ノブナガが叫んだ。
ノブナガはライター火をつけながら、手紙を持っていた。
「パクノダ、おめぇにだ。」
ノブナガはそう言うとパクノダに渡した。
その手紙を読んだパクノダは、目を大きく見開き驚いていた。