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□No.57
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「行ける!賞賛あり!」
キルアもゴンの秘策に賛成し、早速オークションに行くことにした。
ゴン、キルア、サリイ、ゼパイルでオークションには行き、レオリオにはクラピカの看病をお願いした。
「うわ〜、すごい人だね。」
「開始まであとどのくらいかな?」
「10分くらいだな。」
サリイは集まった人間の数に歓声をあげていた。
そしてゴンとキルアが、オークション開始時間を確認していると、前方から誰か近づいて来た。
「へい。」
近づいて来た人物が3人に声をかけると、3人ともダッシュで逃げ出した。
その人物とはフィンクスとフェイタンだったのだ。
簡単に追いついたフィンクスは、サリイたちの前に立ちはだかった。
背後にはフェイタン、サリイたちの表情はかなり険しかった。
「なんでここに!?」
「知るかよ。」
「どうしよう〜。」
焦りながらゴン、キルア、サリイがヒソヒソと会話をしていると、フェイタンが口を開いた。
「安心するね。別にお前たち殺る気ないよ。」
「へっ?」
フェイタンの意外な言葉に、サリイは間抜けな声を出した。
「なんで?」
サリイは恐る恐る問いかけた。