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□No.59
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「まっ、まずは医大に入らないとな。お前らも気をつけてな。まさかってこともあるからよ。」
「大丈夫だって。」
心配そうなレオリオに、キルアはハッキリとそう言った。
そしてタクシーもつかまり、レオリオはタクシーに乗り込もうとした。
「レオリオ!次会うときはお医者さんだね。」
「おめぇ、そりゃ最短でも4年は会わないってことか?」
ゴンの言葉にレオリオは少し苦笑していた。
そしてタクシーに乗り、レオリオも去って行った。
「じゃあ、オレたちもとりあえず一旦戻ろうぜ。」
ゴン、キルア、サリイは準備もある為、一度廃墟に戻った。
「ふぅ〜、そろそろ行かなきゃね。」
サリイは小さくため息をついてから部屋を出た。
部屋を出ると廊下でキルアと会った。
「サリイ、ちょっといいか?」
「あっ、ごめん。あとからでいい?」
サリイがそう言うとキルアはわかった、と頷いた。
(このままキルアと居ると決心が鈍る。でも……、)
サリイはキルアに抱きついた。
「サリイ?」
「キルア、ありがとう。やっぱキルアだ〜いすき!」
サリイのいきなりの行動に、キルアは戸惑っていた。
そんなキルアをお構いなしに、サリイはギュっとしがみついた。