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□No.59
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「じゃあ、またあとでね。」
サリイはキルアから離れた。
そして今、ゴンの部屋に来ていた。
「ついにグリードアイランドだね。」
「うん!どんな世界なのかなー。」
ゴンはワクワクしながら準備していた。
「お父さんに会えるといいね。」
「うん!ジンに会ったら、キルアとサリイを紹介したいんだ!オレの最高の友達って!」
ゴンの言葉を聞き、サリイは嬉しくて少し複雑な気持ちになった。
「あたしもゴンのお父さん、会ってみたいな〜。あっ、あたし行くところあるから。またあとでね!」
サリイはそう言い残しゴンの部屋から出た。
そして廃墟から出発し、ヨークシンシティの街を歩いた。
(後悔してない、大丈夫。大丈夫。)
サリイは自分にそう言い聞かせながら、どんどん歩いて行った。
そして、街から少しずつ離れた廃墟にたどり着いた。
「やっと来たか。もう来ねえかと思ってたぜ。」
廃墟の中に入るとサリイを待っていた人物が2人。
「ごめん。んで何の用?フィンクス、フェイタン。」
サリイを待っていたのは、フィンクスとフェイタンだった。
サザンピースオークションの日、フィンクスとフェイタンと会ったあとの時、サリイは呼び出されていたのだ。
尾行に失敗し、捕らわれたときの廃墟に来るようにと。
「何の用って、本当にわからないか?」
フェイタンはサリイをじっと見た。