□No.59
3ページ/7ページ


「じゃあ、またあとでね。」


サリイはキルアから離れた。

そして今、ゴンの部屋に来ていた。


「ついにグリードアイランドだね。」
「うん!どんな世界なのかなー。」


ゴンはワクワクしながら準備していた。


「お父さんに会えるといいね。」
「うん!ジンに会ったら、キルアとサリイを紹介したいんだ!オレの最高の友達って!」


ゴンの言葉を聞き、サリイは嬉しくて少し複雑な気持ちになった。


「あたしもゴンのお父さん、会ってみたいな〜。あっ、あたし行くところあるから。またあとでね!」


サリイはそう言い残しゴンの部屋から出た。
そして廃墟から出発し、ヨークシンシティの街を歩いた。


(後悔してない、大丈夫。大丈夫。)


サリイは自分にそう言い聞かせながら、どんどん歩いて行った。
そして、街から少しずつ離れた廃墟にたどり着いた。


「やっと来たか。もう来ねえかと思ってたぜ。」


廃墟の中に入るとサリイを待っていた人物が2人。


「ごめん。んで何の用?フィンクス、フェイタン。」


サリイを待っていたのは、フィンクスとフェイタンだった。

サザンピースオークションの日、フィンクスとフェイタンと会ったあとの時、サリイは呼び出されていたのだ。
尾行に失敗し、捕らわれたときの廃墟に来るようにと。


「何の用って、本当にわからないか?」


フェイタンはサリイをじっと見た。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ