HUNTER × HUNTER

□2. " 第一次試験 "
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今は第二次試験に向かうため移動しているらしい…第一次試験は試験官についていくこと。
……とはいえ,僕は吏闇に乗ってあとをついてっているが…。


自分の足で歩くと言ったのに,吏闇が乗れということの一点張り…こうなると僕でも抑えが効かない,重くないのかな……いつも思うけど。
僕は吏闇と共に後方をついて行くと,見慣れた男の子がスケ-トボ-ドで進んでいた。





(あれは…)

"ユエ,声掛けてもいい?"

"……駄目"

"なんで…?"

"あの子に…キルアに気づかれる,キルアのためにならない"

"…わかった"





キルアが黄色い髪の男と眼鏡をかけた男の隣を通ると眼鏡をかけた男がずるい等と言って怒鳴っていた。
僕達にも言われると思うが止めず,そのまま通った。






「おい!そこのお前!!お前もさっさとその狼から…」

〈ギロッ〉

「ひっ!!Σ(´Д`;」





男が言おうとするが,吏闇が殺気を放ちながら睨むと男が青ざめ,その隙に前へと行った。






"…なんで睨んだの"

"キルに文句言っておきながらもユエにまで言ってきたから…腹が立っただけだ,煩いのは嫌いだ"

"…ありがとう"








…吏闇はこうも言っておきながら,僕の事を思っていつもしてくれる。少し僕と同じく上手く感情が表せれないだけだ。僕は優しく頭を撫でると吏闇は嬉しそうだった。







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