HUNTER × HUNTER
□1. " 出会い,試験開始 "
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"……人間の匂いがする…"
「もうすぐってことか…喰べちゃ駄目,わかったね…吏闇」
"…わかってる"
僕は今,吏闇とハンター試験に来ていた。理由は暇潰し…。
シルバが時が来たら行ってみろって言うから来ただけ。
こんなの別に興味などない,シルバは何を考えてるのか…僕にはよくわからない。
扉が開き,フ-ドを深く被って会場へと入っていくと緑の頭をした奴が声をかけてきた。
「ハンター受験者ですね,試験を行っている間はこのプレ-トを胸に付け,肌身離さず持っているようにお願いします。では,健闘をお祈りしています。」
…名前はビーンズというらしい。しかし…よく喋る物体だな←人とは思ってない
プレ-トには番号が書かれていて66と記されていた。恐らく,到着した人数で僕を合わせ,66人目…悪くはない数字だ。
僕が行こうとするが吏闇がビーンズを見て,涎を垂らしていた……。
「………」
「えっ……あ,あの……ぇ?(^^;」
"お前…美味そうだな,喰っていいか?"
「…喰べちゃ駄目」
「た,喰べ?!Σ(´Д`;」
「……行くよ…」
吏闇を呼び止め,僕はあまり人がいない壁際に行き,寄りかかるようにして座り,吏闇は残念そうな顔をしながら僕の隣へ座る。僕が頭を撫でて慰めると嬉しそうに目を瞑った。
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