HUNTERxHUNTER

□01*出会い
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空は雲一つない晴天。
心地よい風を感じながら
一人の少女が船に乗っていた。

今か今かと待ちわびていて落ち着かない様子。
港が見えた途端に彼女は叫んだ

「おばぁちゃーん」

船の上から夢主1が手を振る。
クジラ島に住む祖母の家にやってきた
夢主1。

「よぉ来たね〜
明日からは長旅になるやろうから
今日はゆっくり休み〜」
「うん!!ありがと!!」

夢主1がクジラ島へ来た理由


それは


ハンター試験へ向かうため


「まさかあなたがハンター試験を受けるなんてね」

祖母のニータが紅茶を作り始める。
「私だってもう12歳だもん」
「あら、″まだ″12歳でしょ」
そうだねと夢主1は微笑んだ。

「絶対ハンターになって帰ってくるんだから」
そう誓う彼女にニータは目を細めた。

「あんなに小さかったあなたがハンターになるという日がくるなんてね。
信じられないわ」

紅茶を入れたティーカップを夢主1の前に差し出す。
「決心することはいいこと。
過酷な試験ではあるけれど、精一杯頑張ってきなさい」

ニータの強い視線に目をそらすことなく夢主1は強く頷いた。

「そうそう。この島にいるあなたと同い年の男の子がハンター試験受けるらしいわよ」

その話を聞き夢主1の目は輝いた。
「ホント?!わぁ嬉しい!!
仲良くなれるかな?」

「大丈夫よ。とてもいい子だからね〜。
明日一緒に港へ行きなさいよ。
うちの家に来てくれるよう連絡しとこうね」

ニータは外へ出て彼の家に
連絡してくれるよう近くの人に頼んだ。
戻ってきた祖母に夢主1は興奮気味に話す。

「明日が楽しみだよ!!
その男の子にも早く会いたいし
ハンター試験にも早く挑戦したい」
ニータはそんな彼女を見て呆れたように笑った。
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