HUNTERxHUNTER

□03*なぜハンターに…
1ページ/9ページ

「あんな小さなステーキ屋が会場とは…」

夢主2は先程の驚きを思い出す。

目立ってはいけないという理由から試験会場は小さなステーキ屋だった。

少し拍子抜けの5人。

しかし、エレベーターを降りると
ハンターを目指す者が大勢おり、
異様な空気が漂っていた。

夢主1が渡されたプレートには401と書かれてあった。

「受験番号だね」
と402と書かれてたプレートを見て夢主2は呟いた。

ということは
すでにもう400人ここにいるということだ。

その後順に
レオリオ、クラピカ、ゴンと順番は続いた。

とりあえず入り口から離れようと移動を始める。

「………っ!!」

人混みの中に嫌なオーラを放つ男が居ることに夢主1が気付く。

その方向を見つめる。

そこにいたのは
ピエロのような奇妙な男。

そいつと目が合う。

この場から離れたいのに…
動けない。

『うん…おもしろそうだね……♠』

男は夢主1を見て微笑むと
その場を去っていった。

「………ふぅー。なんなのあいつー」

「奇術師ヒソカだよ」

後ろから声がして振り返る。

「お前さん、ルーキーだよねー。
おれはトンパ」

「えっあぁ…こんにちはトンパさん」

「あいつは去年、試験官を半殺しにして失格したんだ。それがなかったら確実に合格だったよ」

やっぱり…強い人なんだ。
そのうえあの殺気はやばい。

てか、えっゴンたちは?!

夢主1は自分がゴンたちとはぐれたことに気付いた。

「やばい、探さないと」

「おっと、ちょっと待ってくれ。
お近付きの印に、ジュースでもどうだい?
喉かわいてるだろ?」

トンパは鞄の中からジュースを取り出す。

確かに水分補給をしてなかった夢主1の喉はカラカラだ。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ