HUNTERxHUNTER
□05*逃げるか戦うか
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ゴンとキルアが辿り着いたときには
4人はヒソカと対面していた。
ヒソカの周りには円を描くように人が倒れている。
ヒソカは血の付いたトランプを舐め
4人をじっくり見つめていた。
「どーするんだ？」
小声でレオリオは意見を求めた。
「あいつと戦っても勝ち目はない。
今は逃げるしか方法はないな」
「でもよ」
クラピカの意見にレオリオは簡単に同意できなかった。
彼としては勝ち目がなくても戦う気でいた。
「私たちの本来の目的は何だ？
ハンターになることだろ。
こんなところで死ぬわけにはいかないのだよ」
その通りだ。おそらくヒソカとやりあえば
ほとんど死は避けられない。
こんなところで時間を食っている場合じゃない。
夢主1と夢主2はクラピカの言葉に頷いた。
レオリオもとりあえず了承したようだ。
「私が合図したら、バラバラに逃げるぞ」
合図までの時間、
自分が生と死の境に生きている気分だった。
一歩一歩近づいてくる敵に恐怖を覚えた。