HUNTERxHUNTER

□09*5人で一つの道
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三次試験会場へ到着したとのアナウンスが入り受験生たちが降りたところはトリックタワーという場所だった。




「三次試験のルールは、このトリックタワーから生きて下まで降りてくること。制限時間は72時間です。では、お気をつけて」


説明が終わると受験生たちは散らばり、下へ降りる方法を見つけ始めた。



「ここからどーやって降りろと?」

飛び降りるにはあまりにも不可能な高さに夢主1は顔が真っ青だ。





数分後……


ゴン、キルア、夢主1、夢主2の4人は先へ進む手掛かりを見つけるためトリックタワーの中心に来ていた。




「ねぇ、今の人消えたんだけど!」
「消えた?」
「さっきまであそこに人いたじゃん」

夢主2は必死でキルアたちに訴える。


「ホントだ、いない」
「なんで?」


「……そーか、隠し扉だ」


キルアの言葉に納得がいった3人は急いでその扉を探し始めた。


夢主2は消えた人たちの使った扉を叩いてみたがただのタイルに戻っていて、もう扉としては使い物にならなかった。


「一度使ったら使えない…か」

その様子を見ていたキルアは早く見つけないと先に進めないと実感する。


顔を歪めるキルアに少し遠くから走ってきた夢主1が笑顔を向けた。


「ゴンが見つけた!」
「ホントかよ!」
「うん!しかも人数分ありそう」

その言葉にほっとしたキルアと夢主2。
3人は急いでゴンの所へ向かった。



ーーーーーーーーーーーーーーー


「人が減ったな」

「なに?」

クラピカの呟きにレオリオは辺りを見渡す。
確かに受験生の人数が減っている。

「どこかに隠し扉があることは分かっているが…」

「もーみんな使っちまってないんじゃねーか?!」

「その可能性もないことはないな」


「クラピカー!レオリオー!」



少し離れたところからゴンが2人を呼んだ。
ゴンたち4人は隠し扉を見つけたようだ。

「ここにいっぱいあるよ」

数えだけでも8つはあった。

「どれか数個は罠ってこともあるかもしれねぇ」


「オレたち4人はこの中から選ぶことに決めたけど、2人はどうする?」


「問題ねぇぜ」

「私もこの中から決めよう」

6人は順番にどれにするか決めた。


「少しの間、お別れだね」

「なんか寂しいなぁ」

夢主1と夢主2は心強い仲間たちとの別れを惜しんでいた。



「また地上で会おう」

「じゃー行くよっ」

ゴンのかけ声とともに6人は同時に浮き上がり
そのまま隠し扉の下へと入り込んでいった。
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