御本(短編)*退くん*

□コスモスのキミと
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今日は空も高くていい天気だなぁ!
よし!今日も彼女のところに絶対行こう!


けど、その前に朝の鍛錬を・・・っと!



「オイ。ザキ。・・・お前最近なにに浮かれてやがるんでィ。」

「・・・オ、オハヨウゴザイマス」


いつもの庭の隅で地味に朝錬をしていたら、珍しく早起きな沖田さんがやってきた。

やばいなー
隊長には気取られないように細心の注意を払ってたんだけど・・・



「別に浮かれてないです!気のせいですよ!」

「いや、絶対ェ気のせいじゃねェ・・そのミントンのスマッシュ・・・もう切れが人間離れしててマジでキモチ悪ィ。」



キモチワルイとか相変わらずヒドイなぁυ
確かに今日の素振りはすこぶる調子が良くて自分でも振り下ろしてる腕が見えてないけど。



「この数日そのキモチ悪さに目ェつむってやったんだからもう今日は白状しやがれィ。どこのどいつでィ。お前の女は。」

「ビクッ!!い、イヤですよ!教えませんよ!隊長には!」

「やっぱ女かィ。」


あ!やばい・・・つい自爆しちゃったυ



「お前監察のくせにちっと口軽すぎだなυ気をつけやがれ。」



それだけ言って沖田さんは道場に向かうらしい。
どうしたんだろ?らしくないな。


「ハイ、スイマセン・・・あの・・、彼女になにもしないですよネ?」


災いの前兆だったらイヤだ


「ジミーの女じゃどうせジミ子だろ?んなん興味ねーやィ。それよりちったぁ仕事に身ィ入れろィ。」



「!!」

そっか、オレ沖田さんの目に余るほど本当にソートー浮かれてるんだ




今日はちょっと会いに行くのやめようかな・・・。


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