Knife*

□砕けた甘い蜜 井×准
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喫茶店でコーヒーを飲んでいると、家族からの着信が
そうとう入っていたことに気付いた。
俺はそれを無視して、准一を待つことにした。

11時をすこし過ぎたころ准一から電話が入る。



「もしもしイノッチ?ごめんごめん、遅くなっちゃった・・・」

『全然大丈夫だよ。こっちこそごめんな。』

「あのさ、ご飯は食べた?」

『まだだよ?どっか食べに行く?』

「うーん、俺がなんか家で作るよ。買い出し付き合ってよ。」

『わかったよ。どこに行けばいい?』

「じゃあ〇〇スーパーの入り口ね。」

『分かった、すぐ行く。』




スーパーで待っていたら、准一がブンブンと手を振り
走ってこっちへきた。




「おまたせ!早く買い出しいこう!」

『お?おう!』


准一は無邪気に俺の腕を引っ張る。
俺は恥ずかしながらも准一についていく。



「何食べよっか?」

『うーーん、准一に任せるよ?』




そういうと准一は黙ってしまった。こっちを見て照れている。
俺はそのクリクリの目でこっちを見てきてどきっとした。



そして俺の顔を見ながら耳元でそっとささやいた。




「イノッチ、のことたべたい」




准一の手にはコンドーム・・・。

俺はびっくりして



『へえええ!!!!』

っと叫んでしまった、准一はもぉ!っと肩を叩いた。



「人生で一回くらいした方がいいよ!ね?」



その可愛いまなざしで言われてしまっては俺はもう
断ることはできなかった。


END
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