Knife*
□咥えたナイフ 剛×健
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『健くん、イノッチ来たよ。』
『・・・ん?』
僕は最初何が言いたいのか分からなかった。
岡田はニコニコしながらイノッチの方を指をさす。
『健くんイノッチのとこ行かないの?
いつもじゃれてるでしょ?』
あ、そういうことか。
イノッチと目があった。
イノッチも、ニコニコにしてる。
だから、
立ち上がりイノッチのとこに行く。
イノッチはビニール袋から
バニラアイスクリームを取り出した。
『健の好きなバニラアイスだよー。
仕方ねぇ〜から買ってきた。』
イノッチはドヤ顔しつつ渡してきた。
僕はアリガトー!ってはしゃいで
イノッチの隣のパイプ椅子に座った。
無邪気にアイスをすくって食べた。
剛は相変わらずスヤスヤ寝ていた。
僕は剛に背を向けテレビを見ながら
アイスを食べ始めた。
『健、アイスうまいだろ♪』
『んー♡サイコー!』