Knife*
□咥えたナイフ 剛×健
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V6、6人での久々の仕事。
楽屋も大きくて、ソファーが並べてあった。
坂本くんは一人でパソコンをして、
長野くんは近くでお弁当を買って食べてる。
イノッチは朝イチの仕事からまだこっちに来てなくて
岡田はギターを弾いて暇をつぶしている。
僕は剛の隣にいて、剛はスヤスヤ寝ている。
彼の寝顔は少し怖いけど、愛しい。
頬に少し生えた髭を指でなぞったり
綺麗に整った眉毛を触ったりした。
剛は少し嫌な顔をして、
目を閉じたまま僕の手を払い除ける。
『ごぉ〜。寝てるのー?』
「・・・」
『隣で寝ていいー?』
「・・・」
僕は剛にもたれて、目を閉じた。
早く仕事終わらせて、剛とご飯食べに行きたい。
何食べようかなって考えながら目を閉じた。
しばらくして、陽気な声が響き始めた。
イノッチが到着したようだった。
でも、背もたれが何にも動かないし、
スヤスヤ寝ているから
僕もまだ眠っていようって思った。
すると、隣にドスンっと誰かが座った。
僕を抱き寄せ剛から体を離す。
目を開けるとそこには岡田の顔があった。