Knife*
□ギャンブラー 准×井
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「もしもし、いのっち?何やってんの?」
やっと仕事が終わった。仕事が終わってふと携帯を見ると、
井ノ原君から結構着信が来ていた。
そういえば、
良く考えると一緒に映画に行くとか約束していたっけ・・・。
『何してんのー?じゃないでしょうが!准一君よッ(笑)』
「ごめんごめん(笑)」
『もう映画の時間ないんだから!こっちはずっと待ってたんだよ!』
「仕方ないじゃん、だって仕事だしさ。」
『・・・そりゃそうだけどさ〜〜。もう外に出ててさ、帰りたくないんだよ。』
「えぇ?外で待ってたの?どうする?メシでも行くー?」
俺はとあるメシ屋さんで井ノ原君と待ち合わせをする。
店前で待っていたら、無邪気に手を振るいい年のおじさんが現れた。
「無邪気だねぇー(笑)」
『いやぁね、今日の映画楽しみにしてたんだから、
テンションあげてたんだよぉ?ったくもう、残念すぎるよぉ。』
「わるい、わるい。」
『いやいや、怒ってないから、また今度さ行こうよ!な?』
「うん、そうだね。まぁ腹減ったしなんか食べようよ。」
『おう、今日はテンション高い俺のおごりだぁー!ついてこーい!♪』
「・・・声がでかいっ(笑)。」