Knife*

□俺のラジコン 昌×准
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バラに棘があるのは、とても魅力的だと思う。
そりゃ、花束にするとき、飾る時とても危ないし邪魔とされるけど…。


でも、僕にとっては魅力的なんだ・・・。
そうだなぁ例えるならば、それは近寄りがたい
オーラの人に魅力を感じるような・・・。


棘があるから、より一層そのバラを求めたくなる・・・。
男の人の本能を駆り立ててるんじゃないかなぁ。



だから、それを分かって
魅惑のバラは棘を付けたんじゃないのかなと思うときがある。
まぁそんなことじゃなくてさ、
本当はただ自分を守るために棘を生やしているんだろうけど。







僕は、夜中になると、真っ黒のベッドの上で、
傍の椅子にスーツ姿で座るご主人様にマジマジと見られながら
自慰行為をしなくてはいけない・・・。



でも強制じゃないし、僕は見られるととても興奮するから
しかも、大好きなご主人様に見られながら・・・凄く気持ちいし・・・。

でも、最後まではしちゃわない。
ご主人様がネクタイを外したら僕は自慰をやめるの。





そして、
自分で首輪を付けて、アイマスクも付ける、最近は
自分で媚薬も飲むようになった。



ご主人様のスパイシーなローズの香水が漂ってくると
鳥肌が立ってもう、ゾクゾクが止まらない。





「んー。自分でこうやっていじめられに来て、
准一は、本当、ド変態さんだねッ。ほら、口を開けて。」



ご主人様のキッスはとても強引で時々唇が切れちゃうときもある。
でも、それも血の味がして興奮する。
もう、そんなご主人様の怖い裏の雰囲気に僕はメロメロなんだ。



『まーくんッ。・・・ハァハァっ・・・もっとキスしたいですッ。』

「え?注文してんの?偉くなったもんだねぇー・・・フッ。」




グイッ!ガクッ!!!



首輪が思いきり引っ張られて僕はご主人様に抱き寄せられた。
何も見えないスリルが、もっと興奮を与えている。

「俺のラジコンだもんなぁ?准一は・・・。」
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