Knife*
□私の血となれ 准×剛
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「なんかさぁ・・・最近気分が悪くてさぁ。」
スタジオ前の長椅子で剛は俺に相談をする。
最近風が長引いてて辛いんだとか。
俺はしんどそうな剛にポケットからのど飴を差し出す。
『これ、のど飴、多分舐めてればだいぶマシになると思うよ。』
「ナイスだな!岡田っ!じゃあありがたくもらうよ。」
ガムみたいにスティック状に入ってる飴玉を
剛は一粒だけ取り出して他を俺に返した。
俺は、その残った飴たちも剛に渡す。
だって俺は、
全然風邪ひいてないんだから必要ないでしょ?
「なに、全部くれるの?」
『うん、良いよ(笑)葡萄味だけどいいよね?』
「俺葡萄好きだから嬉しいよ!ありがとう。」
『そっかそりゃよかった。』
昨日剛が葡萄食べていたのも知ってるけどね。