Knife*

□二番でいいよ 准×健
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岡田は反対の手で僕を抱き寄せて
もっと近づいてきた。腕の筋肉が凄くて
僕は無意識に岡田の腕を掴んでいた。

「そうだね〜。熱あると思うよ?楽屋で寝た方がいいよ。」

『が、楽屋?・・・あ!楽屋・・・うん。』

「ハハハハハww」

岡田が凄い笑ってる。僕。もう動揺しすぎだよ!
バカバカ!もう!岡田〜頼むから何も言わないで!

「そうだよね〜。みんなに移しちゃ悪いもんね。
そうだな、マネージャーに後で言うから健君の家まで送ってあげるよ。」

岡田は僕を抱きしめながら立ち上がらせて
ポケットからマスクを取り出して

「健君は付けない派だったっけ?外に出るときマスク・・・。」

『・・・か、花粉症だから!助かるよ!岡田!へへ・・・。』



僕ら二人はスタジオからどんどん離れて行った。
タクシーがつかまらないこと、そして
僕の家が近いので歩いて移動することにした。

「健君、俺さ〜最近体力持たなくてね。普段は年齢とか感じないけど
そういう時、もっと頑張らなきゃって思うんだよね。
健君もそんなことない?」

『体力?・・・そ、そりゃ感じるよ!感じるていうか・・・。』

言葉の一つ一つがヒヤヒヤしてしまう。
僕、何にも悪くないのに!

「でもさ、健君は普段から鍛えてて筋肉すごいよね。うらやましいな。」

『お、岡田は食べすぎなんだよ!ちゃんとバランス考えなきゃ!』

「ハハハwwそうだねwあ!健君のマンションだよ!」
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