Knife*
□強くなれるよ 昌×准
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次の日
カミセンで仕事があって、
俺はいつも通り一番に楽屋に入った。
髪の毛をセットして着替えを済ませていても
一向に二人が来る様子が無い。
集合時間がたとえ決まってても
たまにはゆったりと余裕もって来ても良いでしょ。
と腹の中で思ってたら三宅君が寝癖ボサボサで入ってきた。
『おはよ。岡田早いね、眠いなぁ。ヤダな。』
「剛と一緒じゃないの?三宅君。」
『一緒じゃないよぉ?いつも一緒にいるみたいに言わないでよ。』
「ハハハそうだよね!それにしても遅いね。」
結局剛は集合時間になっても来なくてどんなに
連絡してもつながらなかった。プロデューサーは
イライラしててマネージャーを怒鳴り散らして、
俺らは昨日怒られたばかりだったこともあり必死に電話をかけた。
結局三宅君と俺で雑誌の撮影をしてインタビューまで済ませた。
2時間後走って剛がやって来たけど、その時には
プロデューサーも呆れていて剛が撮影に参加することはなかった。
結局剛はスタッフと一緒に端っこに立ってて
俺は仕事が終わった後、
少しだけ剛を見て何も話すことなく帰ってった。
『岡田!剛来てるよぉ!』
三宅君の声も無視して帰る。
普通遅刻してるんだしお前が俺のところ来て謝れよ。
どんだけ俺様なんだよ。
腹の中で怒鳴って振り返ることなくスタジオを出た。