Knife*
□アンリミット 准×井
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岡田はおにぎりとおかずを丁寧に盛り付ける。
俺はお弁当を眺めて、心から凄いなと感心した。
味ももちろん最高で、
俺もちょっとは何か作れるようにならなくちゃなと思った。
岡田もおいしい、おいしい、と自画自賛で食べる。
「岡田本当にすげーな、うまかったよ、ありがとう!」
『うん、喜んでくれてうれしいよ。』
「じゃあ、なんか岡田にお礼をしないとなぁー。」
俺は財布をカバンから取り出して、岡田を見る。
「アイスとジュースどっちがいい?
さっき自販機見つけたから買ってきてやるよ。」
『ん・・・いらないよ。』
「そっか、じゃあまた今度なんかお礼するから(笑)」
『キス』
俺は気づかないでカバンに財布をしまっていた。
『キスが良いんだけど。』
「え?」
岡田の真剣な顔に俺は動揺して、何をどう返事していいか分からなかった。