Knife*
□せっけんの恋 昌×剛
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昨日の夜
僕は昌君と久しぶりにデートの約束をしていた。
昌君が長野君に教えてもらった
レストランに行きたいからと僕を誘ってくれた。
僕は凄い嬉しくて、新しい服を着て準備をしていた。
すると、携帯が鳴った。
昌君からだった。
「もしもし、昌君?準備できてるよ?」
(うん、剛俺も剛の家の下にいるから早くおいで。)
「わかった!今いく。」
(待ってるから。)
昌君は外で待ってて僕は小走りで近づく。
「ごめん、待たせちゃった?」
『全然、大丈夫。』
「そっか、よかった♪」
『さぁさっそく、いこうか?』
「うん!♪」
僕と昌君は歩いてそのレストランまで行くことにした。
「昌君、今日は仕事だったの?」
『そうだよ。料理の番組の収録だった。』
「そっか、昌君は料理ができるから良いよね。
僕なんて全然だし。」
『うーん、ちょっとずつでもやってみればいいのに。』
「そうだねぇ・・・。うん頑張ってみる。」
そんな他愛のない会話をしていたら、
イタリアンのレストランに着いた。
なんか、長野君らしいお店だなと思った。
店内に入ると、テーブル席に案内された。
向かい合って座ると、
昌君は何にする?とメニューを渡してきた。
「ここ何がおいしいの?」
『なんだっけなぁ。ピザだったかなぁ。』
「そっか、じゃあピザ食べようよ。」
『うん、そうしよう。』
僕らはピザを頼んだ、昌君は僕を見てニコニコしている。
僕も嬉しくて笑顔がこぼれた。
「昌君が食事に誘ってくれるなんて久しぶりだねぇ・・・。」
『そうだね(笑)』
昌君にとってはただの友人かもしれないけど
僕にとっては好きな人だし、デートでもある。
僕は胸を躍らせてた。