氷帝

□不満
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 パンッ


 テニスコートの中で、誰かが叩かれた音が響いた。


跡「甘えるな!」


 叩いたのは跡部で

 ただそれだけ言うと、テニスコートを出ていった。



岳「ゆ、侑士?」



 叩かれたのは忍足だった。



 ザワザワ



 部員達が騒ぎ出す。



宍「うるせぇーぞ!お前らは練習しとけ!」



 宍戸の一言で騒いでいた部員は、一気に静かになる。



鳳「宍戸さん、さすがです!」

芥「何?何があったの?」

岳「と、とりあえず!部室行こうぜ!」



 氷帝レギュラー陣は、向日の言う通り部室に入った。



宍「で?何があったんだ?」

侑「俺が悪いねん・・部活中にベタベタしとったから。」

鳳「そんなの俺だって、いつも宍戸さんにベタベタしてますよ?」

侑「そういう約束で、跡部と付き合ってんもん。部活の時は、しつこくつきまとわないって。」

鳳「俺だったら、耐えられませんね。」

侑「俺かて嫌やから、無視しっとたら」

芥「叩かれたんだー」



 芥川の笑顔で言った言葉に、全員ゾッとした。
 
 そんな空気を変えたのは、向日だった。



岳「ほら、侑士。これで冷やせよ。」

侑「・・堪忍。」



 
 そのころの跡部はと言うと....



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