氷帝

□先輩思い
1ページ/1ページ


岳「なぁ、カラオケ行かね?」


侑「は?何、言ってるん?」


若「嫌です。」


芥「行く!!」


岳「お!さすがジロー!ほら、侑士と日吉も行くぞ!」


侑「・・しゃあないな」


若「俺は行きませんよ。」


岳「何でだよ!先輩命令だぞ!」


若「・・行ってもいいですけど。歌いませんよ?」


芥「それはお金がもったいないC−」


若「大丈夫ですよ。向日さんが払ってくれるんで。」


岳「まじ?・・まっ、いいぜ。誘ったの俺だし。」


侑「太っ腹やな。岳人。」


岳「先輩だからな。」




岳「おい!日吉も歌えよ!」


若「歌わないって言ったじゃないですか。」


侑「でも、それやったらおもろないやろ?」


芥「日吉も歌おうよー」


若「だから、行きたくないって言ったんですよ」


岳「歌え!俺が金払うんだ!誰もバカにしないじゃん。だから、歌ってみそ?」


若「嫌です。なら、自分で払うんでいいです。」


岳「このひよっこめ!」


若「誘ったあなたが悪いんですよ。」




店「合計4000円です。」


岳「あれ?財布どこいった?」


芥「岳人、どんくさいC−」


侑「店員さん困ったはんで?」


岳「何だよお前等!・・お、発見!」


店「1000円お返しします」


岳「4000円じゃ」


店「はい。皆様から1000円ずつ貰いましたので。」


岳「え?」


若「・・奢られるの嫌いなんです」


侑「何だかんだいうて、日吉は先輩思いやからな」


芥「日吉、優しいー」


若「う、うるさい!向日さんに借りつくりたくなかっただけです!」


侑「ホンマ、素直ちゃうわ」


岳「日吉・・ありがとな!」



end

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ