四天宝寺

□1番
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蔵「財前、俺倒して頂点に立ちたいんか?」


光「別に」


蔵「おい、財前!!もっと闘争心を燃やしてーな!!」


光「部長に勝てないんは分かってますし」


蔵「そうかーなら、しゃなーないなってアホかっ!!」


光「ツッコミ下手っすね」


蔵「言わんでええ!!」


光「んで?急にどうしたんすか?らしくないっすよ?」


蔵「いやな、立海の切原くんとか氷帝の日吉くんは部長を倒して頂点に立ちたい思ってるやろ?」


光「それが?」


蔵「イコール部長になりたいっていう気持ちが強いわけや!!」


光「まぁ、そうなりますね」


蔵「・・ほんで、闘争心を全然燃やさへん財前は部長になりたいんかなーって。」


光「部長。はっきり言ってもええですか?」


蔵「・・おん。言うてみ?」


光「俺、部長はやりたいって思ってますわ」


蔵「ホンマか!?」


光「俺、意外に出きる奴もおらんし」


蔵「・・そやけど、財前にその気持ちがあるんやったら安心したわ」


光「ちょぉ、待って下さい。」


蔵「何や?」


光「それだけやないですよね?他に言いたい事あるんですよね?」


蔵「な、何の事や?」


光「惚けても無駄っすわ」


蔵「しゃーない・・あのな、あの2人も部長と付き合ってるやろ」


光「そうみたいっすね」


蔵「部長、3人でよう集まって自慢しあうねんけどな。」


光「へー初耳っすわ」


蔵「それでや、だれがテニス一番強い?ってなってなぁ」


光「簡単に言うと、部長を先に倒した奴が一番強いってなったんすね。」


蔵「さすが財前。よう分かってるやん。」


光「白石部長。」


蔵「ん?」


光「別に一番強くなくてええやないですか。」


蔵「え?」


光「テニスで一番じゃなくても。俺は白石部長の事一番思ってるさかい。」


蔵「え?」


光「日吉が跡部さんの事思うより、切原が幸村さんを思うより、俺が一番恋人を愛してますわ。」


蔵「財前!!やっぱ、俺等は通じ合ってんねんや!!」


光「は?」


白「俺もな財前と全く同じ事言うてん。まぁ、テニスも言ったけど・・」


光「そうですか」


白「財前。自分、俺の事自慢してんねんやろ?」


光「なっ!?どこから聞いたんすか?」


蔵「幸村くんや」


光「切原の奴・・」


蔵「後輩同士もやってるなんて、ホンマ照れるわ」



 〜〜♪



蔵「ん?メール?」


光「・・白石部長。俺、やっぱテニスでも一番なりますわ。」


蔵「いきないどないしたん?」


光「負けたくないんすわ」


蔵「ホンマ、どしたん?」


光「早く試合しに行きますよ」


蔵「ちょっ、財前!?」



end



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