氷帝
□俺の事見てください
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景「悪いな。忍足。気持ちは嬉しいが忍足とは付き合えない」
侑「いや、ええねん!分かってて告白しただけやから。」
景「まっ、嬉しかったぞ」
侑「振った事、後悔せんときや?ほな、行くわ。」
俺の好きな先輩が振られている現場を目撃した。
今、自分の顔はどうなっているのだろう・・
景「おい。日吉。何、ニヤついてんだ?」
若「あ、跡部さん!」
景「立ち聞きか趣味悪いぜ?」
若「通りかかっただけです」
景「・・そのニヤついた顔を直してから忍足のとこ行けよ?」
若「なっ・・分かってますよ!」
侑「はぁ・・やっぱ傷つくわぁ・・ちょっと、くらい悩んでくれてもええのに」
忍足は一人でブツブツ呟きながら歩いていた。
若「何、一人で喋ってるんですか?」
侑「・・日吉か」
若「・・心閉ざしてるつもりですか?」
侑「せや」
若「出来てませんよ。ほら。」
日吉は忍足の目から零れてる涙をふきとった。
侑「俺、泣いてるん?」
若「泣いてます」
侑「・・かっこ悪いな俺」
若「泣いてる時にすみません。1ついいですか?」
侑「何や・・?」
若「俺は忍足さんが好きです。今まで跡部さんの事しか考えてませんよね?・・これからは、俺の事も考えて下さい。」
淡々と言う日吉に忍足は唖然とした。
侑「・・日吉、なかなかやり手やな。」
end