黒子 BL 

□不思議な関係
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 僕は何故かバスケでは気が合わない紫原くんと付き合っています

 

 「紫原くん。あれは言いすぎだと思います」

 「何で?ホントのこと言ってただけじゃん」

 「わざわざ言う必要はなかったと思います」

 「はぁ?んなのアイツがムカつくような態度するか教えてあげてるんじゃん」

 「紫原くん」

 「黒ちん、しつこい。そーいうのマジでうざいんだけど。」

 

 「まーたケンカっスか?」

 「黄瀬ちん、邪魔」

 「ひどい・・てか、付き合ってんだったらもっと仲良くしたほうが」

 「黄瀬くん、今は関係ありません」

 「・・そうッスか。なんつーか、シビアッスね。」



 
 こんな僕達ですが放課後になれば仲良しです。



 「黒ちん、かえろー」

 「はい」

 「ねぇ、コンビによろーよ」

 「いいですね。僕もお腹減ってるんで」

 「へぇ、お腹減ってるんだ」


 プニュ


 「何するんですか」

 「黒ちんのほっぺフニフニしてる」

 「やめてください」

 「あららー?怒ったー?」




 「あの2人、部活終わったらいっきに雰囲気変わるよな」

 「なーんか、恋人って感じッスよね。さっきまでのはなんだったのか」

 「あそこはよく分からないのだよ」

 「いいじゃないか。あの2人が今の関係に納得していれば」

 「納得してるんスかねー?」

 「してるだろ。俺は不満を聞いたことがないぞ?」

 「俺もないのだよ」

 「そーいや、聞かねぇな」

 「確かに・・ノロケしか聞かないっス」

 「それに、何でも抱え込むよりぶつかり合っていた方が丁度いいだろ。」

 「おー!!なんか、カッコいいっス!!」




 「あ、そだ。黒ちん、これあげるー」

 「え、いいんですか?まいう棒好きなんじゃ」

 「うん。好きだけど、黒ちんお腹減ってるんでしょ?」

 「減ってはいますけど・・悪いです」

 「何で?コンビにまで遠いし食べなよ」

 「じゃあ、お言葉に甘えて」

 「どーぞ」

 「紫原くん。ありがとうございます」

 「いーえ」



 「あ、あの紫原がお菓子をあげただと・・?」

 「ありえないっス・・」

 「なんか俺も腹減ってきた。」

 「え?ちょっ、青峰っち!?」



 「おい!紫腹!俺にもなんかくれ!」

 「は?ヤダ。」

 「んでだよ!テツにはあげただろ!」

 「黒ちんは俺の彼女だから特別だし」

 「!!」

 「っち・・そーいうことなら、仕方がねぇ。黄瀬!なんかよこせよ」

 「俺!?ったく、しょうがないっスね。ていいうか、最初から俺に言えばいいのに・・」

 「何故だ?」

 「真太郎。大輝と涼太は付き合っているのだぞ?」

 「何!?そうなのか!?」

 


 「んー??黒ちん、顔真っ赤なんだけど」

 「今のはズルイです」

 「何がー?」

 「何でもありません!」

 「あ、待ってよ。黒ちーん!」



end

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