黒子 BL
□気になるカップル
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秀徳と合同練習後...
「なぁなぁ、真ちゃんといつも何してんの?」
帰ろうとしていた黒子に声をかけたのは高尾だった。
「何の話ですか?」
「またまたぁ〜惚けんなって!!」
背中をバシバシと叩かれ黒子は少しムッとした。
「痛いです」
「あ、わりぃ。な、話聞かせろって!」
「だから、何の話ですか?」
黒子は高尾が何を話しているのか全く分からなかった。
「おい、黒子!!何やってんだ?早くかえんぞ」
「火神くん、先に帰ってもらえませんか?」
「いいけど大丈夫なのか?」
「大丈夫です。火神くんと違って迷子になんかなりませんから」
「ぶっww火神、お前迷子になったのかよwwだっせぇww」
「なってねぇーよ!!黒子も変な事言うな!!ったく、んじゃ先にかえんぞ!」
「あ、監督にも言っておいてもらえませんか?」
「分かった分かった。じゃあな」
黒子は高尾の話に付き合うために誠凜メンバーとはここで別れた
「それで何の話ですか?」
「え、俺の話聞くために残ったわけ?」
「はい。途中だったんで。それ意外に理由がありますか?」
「いやー俺はてっきり真ちゃんと会うのかと」
「緑間くん?何でですか?」
「何でって・・付き合ってんだろ?」
高尾は正直めんどくさくなっていた。
緑間と黒子がいつもどうやって過ごしているのか気になっていたが当の本人がこんな調子のため期待できないと確信したのだ。
「付き合ってます」
「だよな。うん、なんか引き止めてゴメン。」
「いえ」
「本当は真ちゃんとのデートの話聞こうと思ったんだけど・・・やめるわ」
「デートですか」
「そー緑間のやつ何も話さないんだよなー」
「緑間くんとはまだどこにも出かけてませんから。」
「まじ!?」
「はい。基本、緑間くんの家です。」
つい先ほどまで興味を失った高尾だが、またすぐに高尾の好奇心が沸いてきた
「へー家で何してんの?」
「聞かないんじゃ」
「ま、気にすんな」
ここで、あの男が高尾がいないことに気づいた。
「高尾!!」
「お!黒子!お前の彼氏来たぜ?」
「知ってます」
グイグイと高尾に押されてる黒子に緑間気づいた。
「黒子!?なぜ、貴様がここに」
「俺が引き止めたちゃったんだよー真ちゃんとの馴れ初め聞くために」
「何!?黒子、何も話していないだろうな」
「今から話すところでした」
「でも、あれは聞いたぜ?真ちゃん、デートは家なんだってな」
「それが何だ?黒子、お前も高尾のいう事意耳を傾けるな。」
緑間の真剣な顔に黒子ははいと答えるしかなかった。
「んだよ、ちょっとぐらいいーじゃん」
「嫌なのだよ。人の馴れ初めを聞いて何が楽しいか俺には分からん」
「楽しいじゃん。俺がそれが分からない真ちゃんに同情するぜ」
「勝手にするな」
「別に真ちゃんお口から聞けなくても黒子の口から聞いたらいいんだし」
「僕も言いませんよ」
「何で!?さっきまで教えてくれる空気だったじゃん!」
「緑間くんに言うなといわれましたので」
「・・ここで恋人感出されてもな」
「黒子。帰るぞ」
「え?」
「送るのだよ」
「・・ありがとうございます」
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