氷帝

□不満
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 一人反省していた。



跡「ハァー」



 そこに委員会で遅れてやってきた、日吉が声をかけた。



跡「何だ?謝れってか?」

若「は?何がですか?俺は頼まれたプリントを渡しに来ただけなんですけど。」

跡「フンッ、そうか。まぁ、聞いてけ。」



 跡部は日吉が何も知らない事に気づいていない。

 日吉は訳が分らないが、ここで断るのもあれだと思ったので聞いていく事にした。



跡「ホントは叩くつもりはなかったんだ。でも、忍足の奴が約束を破りやがって、思わず手がでちまった。」

跡「あの、ルールは忍足の為も思ってつくったのに何で、分ってくれねぇんだ。」



 日吉は、跡部の話を聞いてく内に忍足と喧嘩したんだと気づいた。




若「失礼ですけど。そのルールって貴方が一方的に決めたんじゃないんですか?跡部さんは、良かれと思ってやってるのかも知れませんけど
  忍足さんは嫌なんじゃないですか?一度、不満を聞いてあげたらどうですか?」

跡「不満だと?」

若「忍足さんは優しいですからね。言わないだけで、不満は沢山あるでしょうね。」

跡「日吉・・お前、言うようになったな。」

若「そうですか?・・あ、跡部さんって意外と忍足さんの事思ってるんですね。でわ、失礼します。」

跡「なっ・・アイツ・・成長したじゃねーか。」



 日吉が部室に入ると、忍足がかなり落ち込んでるのが分った。



若「遅くなりました。(こっちも大変そうだったんだな)」




 日吉はめんどくさいので

 スルーしようとしたが、そうはいかなかった。




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