氷帝

□伝えたい
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それから数日がたった。


 日吉は相変わらず普通だし、俺も気にしなくなってきた。

 返事はもちろんまだしてない。

 
 何も日吉は言ってこなかった、だから俺も何も言わなかった。



 でも、その日から

 日吉の事ばかり目で追っていた。



 何で、何も聞きに来ないんだ?

 俺の事好きって言ってたのは、冗談なのか?




忍「岳人!・・岳人!」


岳「ぁ。悪い。何?」


忍「また、日吉か?」


岳「あーうん。」


忍「岳人・・別れるか?」


岳「はっ?何でだよ?」


忍「自分、最近ずっと日吉の事ばっかやで。」


岳「・・」


忍「ホンマは、日吉が好きなんちゃう?俺のことはええから、行ってき。」


岳「侑士・・悪い。でも、サンキュー!」


忍「アホ。早よ、行き。」




 侑士・・おれ、侑士の言うとおり

 日吉が好きなんだ。


 侑士のおかげで、この気持ちに気付いた。

 ありがとう、侑士。



 早く、伝えてやりたい。この気持ちをアイツに。

 俺は帰ろうとしている、日吉を呼び止めた。




岳「日吉!」




 今度は俺から、言ってやる。


 
 ‘好きだ、日吉‘



 end
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