氷帝
□伝えたい
2ページ/2ページ
それから数日がたった。
日吉は相変わらず普通だし、俺も気にしなくなってきた。
返事はもちろんまだしてない。
何も日吉は言ってこなかった、だから俺も何も言わなかった。
でも、その日から
日吉の事ばかり目で追っていた。
何で、何も聞きに来ないんだ?
俺の事好きって言ってたのは、冗談なのか?
忍「岳人!・・岳人!」
岳「ぁ。悪い。何?」
忍「また、日吉か?」
岳「あーうん。」
忍「岳人・・別れるか?」
岳「はっ?何でだよ?」
忍「自分、最近ずっと日吉の事ばっかやで。」
岳「・・」
忍「ホンマは、日吉が好きなんちゃう?俺のことはええから、行ってき。」
岳「侑士・・悪い。でも、サンキュー!」
忍「アホ。早よ、行き。」
侑士・・おれ、侑士の言うとおり
日吉が好きなんだ。
侑士のおかげで、この気持ちに気付いた。
ありがとう、侑士。
早く、伝えてやりたい。この気持ちをアイツに。
俺は帰ろうとしている、日吉を呼び止めた。
岳「日吉!」
今度は俺から、言ってやる。
‘好きだ、日吉‘
end