UnderT
□秘密
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ピピッ―
ピッ―
「お!近いぞ!」
「なんで貴様と一緒なんだ…」
「もー何度目だよ、ベジータ〜。こんな場所にオラ一人でドラゴンボールを探しに来るなんておっかねぇ〜よ〜;」
な〜んてね。
ベジータ…
気付いてくれよ。
秘密
再びドラゴンボールを探すこととなったベジータと悟空。
ピッピッ―
「お、この下だ!」
「チッ」
「だから、そんなに怒んなってぇ〜;;」
ここは氷河期にでもきたような、雪と氷で覆われた場所だった。
無理矢理こんな場所に連れてこられたベジータが不機嫌になるのも当然だ。
そして、今やっと7つ目のドラゴンボールが揃おうとしている。
最後のドラゴンボールは分厚い氷の下にキラリと光っている。
「貴様お得意のかめはめ波とやらで早くこの氷を壊してしまえ!」
「こんなとこで打ったら、周りの氷が割れててぇ〜へんなことになんぞ;;」
うだうだと文句を言う悟空にベジータは痺れを切らし、怒鳴り始めた。
「そんなものどうにかなるだろ!早く打っ…買b」
下一面が氷だということを忘れたベジータは、バランスを崩した。
直ぐ様悟空はベジータを抱き抱えるように支えると、ケラケラ笑いだした。
「ひゃ〜!危なかったなぁ〜;;」
恥ずかしさのあまり顔を真っ赤にするベジータ。
「は、早く離せ!!///この下級戦士が!///」
ドンッと押し返す腕を悟空は突然掴むと、真剣な眼差しでベジータを見つめる。
「ッ?どうした、カカロット。」
「いや…ハハッ;;なんでもねぇ;;はぇ〜とこドラゴンボールを取っちまおう!」
苦笑いしながら、ベジータを立たせると片手に気を溜め始めた。
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