中編

□Cruel angel
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始まりは冬の枯木だった。

珍しく雪が降っていた神奈川のとある学校で、
私達は出会った。



その日は偶々ぼーと歩いてたら、学校の裏庭の枯れ木の側にたどり着いてた。
それは偶然。
枯れ木の枝で寝てる人を見かけたのは。

雪がバックのせいか、
綺麗な銀髪のせいか、

天使にみえたんだ。



カサッと枯れ葉が鳴った音に目をあけた君に、私は釘付け。
その優しそうな瞳に吸い込まれていった。



ああ、

やっぱ貴方は天使だ。




なんて思っていた高校時代の話。
 
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