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04/09(Tue) 23:53
朝日新聞:記事
茶助

 【編集委員・大久保真紀】4年前、17歳で義父を殴って死なせてしまった男性(21)が、家族らに支えられて罪を悔い、少年刑務所で償いの日々を送っている。当初は反省さえ示すことができなかったが、「ひとりじゃない」と感じたことが、少年を変えた。

 2009年2月の夜。男性は、関東地方の自宅で友人らが騒いだことに文句を言った義父(当時60)を殴った。倒れた義父が吐いたため、一度は救急車を呼んだが、兄が大したことないと救急車を返すように指示、ベッドで寝た義父は翌朝、息をしていなかった。後頭部を敷居に強打したことによる急性硬膜下血腫などが死因だった。

 男性は中国南方地方の生まれ。幼いころに中国人の父母が離婚し、祖母らに育てられた。小学校に入る前にようやく母(46)と暮らし始めたが、母は日本人の義父と再婚して日本に渡ったため、小2でまた祖母に預けられた。

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