Devil May Cry
□ほろ酔い
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「はぁ〜…やっと終わったな」
「息が上がってるぞ?」
「バージルこそ上がってるクセに!!!」
「お前程ではない…」
ダンテとバージルは依頼の帰り道を歩いていた
欠伸をかきながら歩くダンテ
逆にため息を落とすバージル
空は夕焼けに染まり、辺りは暗くなる時間帯
家にたどり着きドアを開け、二人はリビングに向かい椅子に腰かける
「今日はバージルが当番だぜ?」
「解っている…」
バージルはすぐ立ち上がり、コートをかけエプロンを手にキッチンに消えた
「はぁ〜…」
ダンテはため息をついて天井を見上げる
「…ってため息ついても変わりないか」
ダンテは大きく背伸びをし、コートを脱ぎ始める
バージルのコートの隣に自分の分をかけ、上半身裸のまま自室に向かう
キッチンでバージルは簡単な料理を作る
「さっさと終わらせて…続きを読まないとな」
どうやら本の読みかけの様で、仕度をテキパキ済ます
「ダンテ!出来たぞ!」
皿を片手にキッチンから顔を覗くバージル