Devil May Cry

□影響
2ページ/3ページ

数分後、意識を取り戻したダンテは慌て辺りを見渡し、異様な痛さの腹を擦り始める

「いって〜…全く!誰のせいだよ!」

「起きたか…クズが」

「…!!」

ご立腹なバージルは笑みを浮かべてベオウルフを擦っている
ダンテは開いた口がふさがらない

「ど…どうしたの?お兄さま」

「ほう…まだ生きてるとはな」

段々とダンテに歩み始めるダンテ

「ヒィ…」

ダンテはゴクッと息を飲み、降りかざる左足をスローで見つめる




ドゴォ!



「ぐへぇっ!」

再び腹を抱え、その場に踞るダンテ。バージルはまだ不満な顔をして、ベオウルフを抑え幻影剣をダンテに向けて一斉に無数を放った

「ぎゃあぁああ!!!死ぬ!死ぬ!」

「いっそのこと死んでしまえ…」

「ヒデェ…」

バージルは素っ気なくいい、幻影剣を凄いスピードで飛ばした

「…!」

ダンテは再び意識を手放した


















しばらくして---

ようやく意識を取り戻したダンテは頭をかきながら、事務所にきた。

「…!」

そこで目を点にしたダンテ。

「ほぅ…こりずにまた来たか」

事務所の真ん中の椅子にバージルがパタンと本を閉じ、こちらを冷たい目付きで睨む


「だからー…なんでおこってんだよι」

「さぁな?」

バージルは怪しい笑みを浮かべながら、近くに置いてた閻魔刀を手に掴む

ダンテも負けじと、背中に背負っているリベリオンの柄を握りしめる


すると事務所の窓に一瞬だけヘルズが現れ、すぐに外が騒がしくなった

バージルはそれを確認すると、再びダンテをおもいっきり睨む

「わかった!わかったからその睨んだ目をやめろ」

バージルは魔力を込めていた閻魔刀の鞘を抜こうとしてたが…ダンテの言葉に躊躇いようやく、剣を収めた
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ