Devil May Cry

□守りたい
5ページ/6ページ

私は彼の顔を見上げる---

すると、ダンテは目付きを変え、腰に手を伸ばす。

「お前等…いい所で邪魔するな!!」

ダンテは建物のドアを破り、中に侵入してきた悪魔を睨む。


「マリア、下がってろ」

ダンテは両手にエボニー&アイボリーを構え、次々と悪魔を撃っていく。


ダンテは一匹の悪魔に近付き、波乗りをするように悪魔の上に乗り、回転しながら二丁の銃を華麗に撃つ。


私は私で自分の近くに寄ってきた悪魔を撃つ。



悪魔を倒し、ダンテは私の手を引いて建物の奥に連れていく。


「ダンテ…何処に連れて行くのよ!?」

「いいから!!」


私は彼に連れられ、屋上にくる。
ダンテは私の手を放し、何処から取り出したのか、ギターを手にしていた。

「ギター?」

私が尋ねるとダンテは笑って、ギターを構える。


「そうでもないさ。」

ダンテは弦を弾くと、電気を帯た蝴蝶が舞う---

「凄いギターね…」

「…聞いてくれるか?」

私は頷いて、ダンテの側に腰を下ろす。
ダンテは私が座ったのを確認し、ギターの弦を弾く。


私達を狙った悪魔もいたけど、ダンテが悪魔に向かって蝴蝶を舞わせる---





数分後、ダンテは満足したように私の頬にキスを落とす。


「マリアの為なら何時でも弾いてやる」

「バカッッ!!!」


ダンテがキスしたお陰で、また顔が真っ赤になった。
私はそっぽを向いたが、ダンテが私を抱き絞めた。



next→後書き
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ