ゆめをみる?
□story.1 はじまり
1ページ/2ページ
『………うーん………』
なんだか、肌が刺すように痛い。
痛さで目を開けると、太陽がものすごく眩しかった。
むくりとだるい体を起こすと、そこにはだだっ広い砂漠が広がっていた。
見渡す限り砂漠で、遠くには蜃気楼もみえる。
………………………え?
何?ここどこ??
えーっと………俺は確か、友達の家でゲームしてたはずで…………。
あれ?
何かおかしい。
いや、何かどころではない気がする。
何で俺はこんな砂漠みたいなところにいるんだ?
混乱してきた。
これは夢か?夢なのか?
「…あの〜、だいじょうぶですか?」
砂の上に座り込み、呆然としていると、背後から遠慮がちに声がかけられた。
溶けそうな頭でゆっくり振り返る。
「……………………!?」
またもや思考が停止してしまった。
なぜならそこには、さっきまでやっていたゲームのキャラクターが立っていたのだから。