□宍滝
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氷帝の魔術師。




綺麗に揃えられたさらさらの髪。




小柄で華奢な体。




滝の全てが嫌いで好き。




でも嫌い。




理由なんてない。




只、傷つけたい。




泣かせたい。




苦しませたい。




悲しませたい。




困らせたい。




それだけだった。




だから宍戸は彼の事を今壁に追い詰めている。




「し…宍戸…?」




不安そうに宍戸を見上げるその顔。




宍戸よりも5cm小さなその体は、あっという間に追い詰められてしまった。




無表情で冷たい表情を浮かべる宍戸に恐怖が生まれたのだろう。




「宍戸…!」




ほら、声が震えてる。




「滝。知ってたか?俺がお前を嫌いなの」




滝は黙ってうなずく。



目に涙を溜めながら。




「なんだよ、なんで泣いてんだよ」




宍戸の質問に次は答えず。




ぽろぽろと涙をこぼしているだけ。
「おい、なんで泣くんだよ?喜べよ。俺に嫌われて嬉しいって」




静かに滝を見下ろし、言うと滝は首を横に振る。




宍戸はそんな滝にさえも、苛立ちが増して滝の髪を掴んだ。




「ぃッ…っつ…!」




滝は苦しそうに表情を歪ませる。




嗚呼、この顔は好きかも。




わざと掴む手に力を加える。




けど滝は抵抗さえしない。




宍戸は抵抗さえしない滝を突き飛ばす。




滝のさらさらの髪がなびく。




「痛ッ…!」




滝の体は床に勢いよく落ちる。




「大嫌いだ」




宍戸はそう言って滝のネクタイをほどく。




「ゃッ…ヤだ!宍戸…!?」




滝の抵抗も虚しく、腕はいとも簡単に拘束されてしまう。




「宍戸ぉッ…!」




涙ながらの滝の声は宍戸に届くはずもなく。
滝はシャツを脱がされる。




体で抵抗しても華奢な滝の力では敵う筈もなく。




すぐに滝の肌が露になってしまった。




滝の肌は相変わらず白くて昔から変わらない。




宍戸は心で小さく笑ってから、はっとした。




そして少し宍戸は自己嫌悪に陥った。




なんで俺がこいつなんか。




「やめて、宍戸ッ!」



滝は泣きながら嫌嫌と首を横に振る。




そんな滝にお構いなしに宍戸は乱暴に滝のズボンを脱がせる。




「嫌ぁッ!宍戸ッ!やめてよぉッ…!」




羞恥によって真っ赤な顔には涙が浮かぶ。




男のくせにと。




こんな無様な姿を曝されている滝の姿を見て宍戸は小さく笑った。




大嫌いな滝が自分の手によって、無様な姿を曝しているなんて。




もっともっと無様な姿にしてやろう。




宍戸は滝の胸の突起を撫でる。




「ゃッ…あ…!」




滝の体はぴくりと反応し、甘い声が出る。
「へぇ?随分と感じやすいみてぇだな。お前…跡部とかとやってんのかよ」




宍戸は皮肉を込めながら言う。




そんな宍戸に滝は違うとだけ答えた。




滝は涙目でもうやめてと訴える。




けど、宍戸はやめる訳もない。




そして宍戸は暫く滝の胸で遊んでから、滝自身に手を伸ばした。




「だめぇ…!」




滝は自身を触れさせないように体を反らす。




抵抗する滝に苛立ちは募り乱暴に滝を押し倒して、滝自身に触れた。




「ゃぁあッ…!やめてぇッ!!!」




滝ははじめてなのか触ってからすぐに達してしまった。




肩で息をしている。




「まだまだ終わりじゃねぇからな」




宍戸はそう言って達したばかりの滝自身を乱暴に扱いた。




「ひぅッ!?やぁあんッ…!だめぇッ」




滝はそれから何度も絶頂を迎えた。




宍戸が満足する頃には、滝は髪が汗で顔に貼り付き、もう目には光はなくうつろ、自分のと宍戸の精液にまみれていた。




―…カシャッ




宍戸はそんな滝の姿を携帯で撮った。




「ばらされたくねぇなら俺に犯してもらいにこいよ」
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